全但バス、豊岡市、豊岡観光イノベーション、KDDI、
スマホ1つでバス乗車を可能にする実証実験を開始
~但馬地域の地域交通課題解決へ向けて~
全但バス株式会社
兵庫県豊岡市
一般社団法人 豊岡観光イノベーション
KDDI株式会社
2023年10月30日
全但バス株式会社(本社:兵庫県養父市、代表取締役社長:村上 宣人 以下 全但バス)、兵庫県豊岡市(市長:関貫 久仁郎 以下 豊岡市)、一般社団法人豊岡観光イノベーション(兵庫県豊岡市、理事長:関貫 久仁郎 以下 豊岡観光イノベーション)、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:髙橋 誠 以下 KDDI)は、2023年11月15日から2024年2月14日まで、スマートフォン1つでスムーズな路線バスの乗降車が可能になるサービスの実証実験(以下 本実証実験)を実施します。
本実証実験では、キャッシュレス化により路線バスの利用実態を可視化することで現状把握と課題整理を行い、効率性と利便性のバランスに配慮したバス路線の再編・再構築に向けた知見を獲得するとともに、キャッシュレス環境の実装に向けた課題抽出を図ります。
<サービス利用イメージ>
豊岡市を含む3市2町で構成される但馬地域(※1)では、人口減少や少子高齢化を背景に公共交通の利用者減少に直面しています。地域の移動を担う公共交通の衰退は、児童生徒や運転免許返納者などの自家用車を自由に使うことができない移動制約者の外出機会の喪失や地域の活力低下をもたらし、まちの“力”を維持していくことが困難になっていくことが危惧されます。
これまで但馬地域では、財源や人材が限られるなかでも各市町と交通事業者が協力し、路線バス・コミュニティバスを運営してきました。また、上限運賃設定による地域・バス事業者・市の三者協働運行の実施や地域住民による自家用有償運送の運行など交通と地域の活力向上を目指す取組みも進めてきました。
この度、昨今加速するキャッシュレス化の潮流を踏まえ、地域課題の解決に貢献しうる1つの選択肢として、地域にとって最適なキャッシュレス化手段を地域視点で検討するために、本実証実験を実施するに至りました。
本実証実験では豊岡市を実証の場として、一部の路線バスの距離別運賃精算、通勤・通学定期、豊岡・出石間の企画切符にデジタル対応します。得られた結果は、但馬地域全体を見据えた将来的な交通政策の検討に役立てていきます。
■本システムについて
1. 特長
2. バスでの利用イメージ
- バスの乗降時に、車内設置のNFCタグにスマートフォンをかざすと、バスの位置情報とスマートフォンの情報がクラウドシステム上で連携し、乗車バス停、降車バス停を推定します。
- 乗降バス停情報から区間運賃を計算し、登録されたクレジットカードから運賃が引き落とされます。
<仕組みのイメージ>
3. 実証実験期間・利用方法・対象区間
実証実験期間 |
2023年11月15日(水)~2024年2月14日(水) |
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利用方法 |
<事前準備>
<「スマホタッチ支払い」専用URL> <乗車方法>
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NFCタグイメージ |
<距離別運賃> <通勤・通学定期および企画切符> |
対象区間 |
<距離別運賃精算>
<通勤・通学定期>
<企画切符>
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対象決済サービス | クレジットカード |
推奨環境 |