つくば市の高校生発案、高齢者にスマホの基本操作を教える
「期間限定スマホカフェ」をオープン
KDDI株式会社
茨城県つくば市
2024年10月29日
KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:髙橋 誠、以下 KDDI)と茨城県つくば市(市長:五十嵐 立青、以下 つくば市)は2024年11月5日(火)から、つくば市民のデジタルデバイド解消に向けた取り組みの一環として、高齢者などの市民にスマートフォンの基本操作を教える「期間限定スマホカフェ(以下 スマホカフェ)」をオープンします。スマホカフェでは、来店者が飲食を楽しみながら、相談員にスマートフォンの使い方を教えてもらうことができます。スマホカフェは、2023年度につくば市内の高校生が、2者が実施したスマホ相談員育成カリキュラム(※1)」の中で発案した、スマートフォン利用促進のためのアイデアをもとに実現しました。
<スマホカフェでの相談イメージ>
■背景
- つくば市は、つくばスーパーサイエンスシティ構想を掲げて様々な先端的サービスの実装を目指しています。これまでKDDIは、構想の実現のため、ドローン配送や自動運転バスなどのモビリティサービス(※2)をはじめとする先端的なサービス提供に向けた取り組みを支援してきました。一方で、構想を実現し、先端的なサービスを市民に普及させるためには、スマートフォンをはじめとするデジタル機器の利用促進といった「デジタルインフラの整備」も行う必要がありました。
- KDDIとつくば市は2022年度からデジタルインフラ整備に向けた取り組みを実施していますが、依然として、スマートフォンを所持しているものの活用しきれていない高齢者などが多いという現状があります。そこで、スマートフォン活用促進のための施策を、デジタルネイティブであるつくば市内の高校生とともに検討することで、若者世代にもデジタルデバイドへの理解を広め、親戚の高齢者など、身近な方の手助けをする意識を醸成したいと考えました。
- 2023年度につくば市内の茨城県立並木中等教育学校・茗溪学園中学校高等学校において、両校の生徒を対象にKDDIスマホ教室認定講師(※3)が授業を行いました。授業中に高齢者などのスマートフォン利用を促進するアイデア出しを行い、生徒の自由な発想で考えた様々なアイデアから、生徒自身が集約して発表したものが「スマホカフェ」です。
<つくば市の先端的サービスの概要>
■実施概要
1. 日時
2. 場所
COFFEE FACTORYスタートアップカフェ
茨城県つくば市吾妻2丁目5-1つくば市産業振興センター1F
3. 内容
- スマートフォンの使い方相談
- スマートフォンの機能を用いた体験(電子発注体験、スマートフォンゲーム体験、Google レンズ体験)
- 嚥下機能の測定(GOKURI)体験(※4)
4. 参加方法
開催時間中(13:30~16:30)にご来場いただければ、予約不要でどなたでも参加可能です。
(参考)
■KDDIとつくば市のデジタルデバイド解消に向けた取り組み
1. スマホ講座
つくば市在住の65歳以上の、スマートフォン初心者を対象とした講座を実施しています。2024年度は、これまでにつくば市内の17ヶ所の会場で延べ約419人が参加しました。また今後も2025年1月までに、後期講座として17ヶ所の会場での開催が予定されています。
講座では5~6人のグループに分かれて、講師から以下の内容について学びます。
- スマートフォンの基本操作
- LINE、つくば市公式アプリ(つくスマ)の使い方
- 地図、ニュースなど便利なアプリの使い方
2. スマホ相談員育成講座
つくば市在住の方を対象に、地域の相談員としてほかの住民にスマートフォンの使い方を教えられるよう、伝え方のコツやよく質問されるポイントなどを学ぶほか、スマホ相談所で高齢者の相談を受ける体験を実施しています。