女性活躍推進

KDDIのアプローチ(DE&Iと女性活躍推進)

ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントを推進することは、女性の人権への理解を深めるばかりでなく、国際社会の課題解決や企業の持続的な発展につながります。
KDDIでは、多様な人財が能力を最大限活かし、高いパフォーマンスを発揮するためにDE&I(ダイバーシティ、エクイティ、アンドインクルージョン)を経営戦略のひとつと位置付け、その第一歩として女性の活躍推進に取り組んでいます。
2023年度からは、KDDIのD&Iの定義を、D&Iに公平性(エクイティ)を加えたDE&Iへとアップデートし、「個々の社員に合わせた支援を行って、公平な土台を作ること」に取り組むことを明文化しました。ジェンダーギャップの解消に向けては、ジェンダーに由来する不公平な障壁をとりはらい、スタート地点を合わせるための支援(エクイティ)を通じ、女性社員のエンパワーメントを強化しています。
DE&Iや女性活躍推進の意義・効果、社員の意識変革の重要性については、社長自らが全社員にメッセージ動画を発信し、KDDIが経営戦略としてDE&Iと女性活躍を推進することを宣言しています。

女性リーダーの育成・登用

KDDIは、会社の意思決定に女性が参画することが企業力強化につながると考え、女性リーダーの育成に注力しています。2020年度に導入した新人事制度では、人事評価権限を持つ組織のリーダーならびに・専門領域のエキスパートを「経営基幹職」と定義し、2024年度までの数値目標として、女性の経営基幹職比率を15%まで引き上げることを目標として掲げています。
女性の育成・登用を促進するためには、経営基幹職の意識変革が欠かせません。2022年度第4四半期からは「私に先入観はない、という先入観を捨てよう」というキャッチコピーを掲げ、「アンコンシャス・バイアス&インクルージョン研修」を本部長層から開始しました。自らの思い込みに気づき、女性活躍や「個」を活かすための自身の取り組みを宣言し、社内報で全社員に公開しています。今後、研修対象を部長・グループリーダーに拡大して実施していきます。
また、女性向けの施策として、2023年度からは経営基幹職を目指す女性のための「女性経営基幹職とのラウンドテーブル」を年間6回開催、女性が経営基幹職になる上での不安払拭や、やりがいを伝え背中を押す取り組みを行っています。これら人事主体の取り組み以外にも、各部門の課題や特色に応じて、メンター制度の導入や女性経営基幹職とのランチ会など、独自の取り組みを並行して進めることで課題解決と育成の加速を進めています。

女性活躍に関わる主な目標数値

  1. 1上級職候補育成における女性比率:20%以上
  2. 2女性経営基幹職の登用(単体):2024年度までに15%以上
  3. 3新卒女性採用比率:30%以上

上級職、経営基幹職、採用時に関する目標を達成することにより、女性活躍のパイプライン形成を後押ししていきます。

ライフイベントを乗り越えて活躍するために

「新働き方宣言」以降、テレワークやコア無しフレックス、サテライトオフィスを活用して時間と場所にとらわれない、柔軟かつ生産性を高める働き方が実現できています。

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