鹿児島県・奄美大島における豪雨災害の復旧作業について
2010年12月9日
●概要
10月下旬、鹿児島県奄美大島に大きな被害をもたらした豪雨災害は、KDDIにも、au携帯電話基地局が水没、停波し回線が切断されるなどの大きな被害をもたらしました。
〈被災した現地の様子〉
現地では、固定電話・携帯電話を含め通信回線が完全に麻痺してしまうという非常に困難な状況の中、運用部門、営業部門、現地スタッフの方々が相互に連携を取って協力し、復旧作業にあたりました。
〈通信回線の確保に活躍した車載型基地局〉
〈車載型基地局立上げ風景〉
〈現地の復旧作業班〉
運用部門では、復旧作業の指示を出すと共に福岡、沖縄、高松、広島、名古屋から総勢29名の方が現地入りし、4台の移動基地局を活用して通信回線の確保に努めると共に、基地局などの復旧作業に努めました。また、非常時の通信手段として有効な衛星携帯電話イリジウム電話端末を提供しました。
営業部門からはau鹿児島支店の方が現地入りし、現地のauショップ名瀬のスタッフの方々と協力して、現地の方々にau携帯電話70台を手配し、無償で提供しました。
また、被災された方々の復旧作業をお手伝いするボランティアも行い、地元の復旧に協力しました。
〈イリジウム電話の使用説明〉
〈復旧作業ボランティア〉
今回の災害では、離島という環境も重なり、発生当初は障害状況の把握に時間がかかり、復旧作業に影響を与えてしまったなど、今後の災害対策に向けての課題も見つかり、さらに迅速な災害対応の検討を進めていきます。