イベントレポート

「災害と通信 〜 つなぐのは 命・暮らし・⼼ 〜」を開催しました

メインビジュアル

日本の災害史上最大の被害を出した関東大震災から100年となる今年、2023年8⽉5⽇(土)から9⽉29⽇(金)まで、特別展「災害と通信 〜 つなぐのは 命・暮らし・⼼ 〜」を開催しました。
集中豪雨・南海トラフ・首都直下地震など、多くの危機を抱える日本で、もしもいま大災害が起こったら…。通信ブラックアウトの理由や最新の通信設備の復旧作戦など、大切な人とつながり続けるための備えや行動を、パネルと体験展示で紹介しました。


関東大震災当時と現在の街並みを比べたパネルに見入る来館者の皆さん。

関東大震災当時と現在の街並みを比べたパネルに見入る来館者の皆さん。

「もしも、首都直下地震が起こったら?」のコーナー

「もしも、首都直下地震が起こったら?」のコーナーでは、ケーブル回線断・停電・倒壊など、携帯電話がつながらなくなる理由を解説。被災地での活躍が期待されるドローンによる物資輸送、避難所でのWi-Fiや充電設備などの支援について紹介しました。

移動型基地局での回線復旧の取り組みを紹介

「KDDIはつなぎ続ける」のコーナーでは、車載・可搬・船舶・ヘリ・ドローンによる移動型基地局での回線復旧の取り組みを紹介しました。

災害復旧時に活躍する車両を展示公開

8月19日(土)には、LINK FOREST 1階エントランス前に、災害復旧時に活躍する車両を展示公開。
普段は見られない特別な車両をご覧いただくとともに、希望者には車載型基地局のサービスアンテナ立ち上げを、実際にコントローラーを操作して体験してもらいました。

サービスアンテナが伸展し、先端のアンテナが垂直になっていく様子

サービスアンテナが伸展し、先端のアンテナが垂直になっていく様子を確認しています。

普段は見ることができない珍しい車両

普段は見ることができない珍しい車両が並びました。

同日、ワークショップ「みんなで避難先を探せ! 親子で防災教室」を開催

また、同日、ワークショップ「みんなで避難先を探せ! 親子で防災教室」を開催。高校生向けに開催されている「スマホde 防災リテラシー講座」を小学生向けに特別アレンジしたもので、参加した親子は大災害が起きたという想定のもと、複数の班に分かれて机上の地図・情報シートを見ながら、同じ班の仲間との対話や、専用グループチャットアプリを使用して離れた場所にいる家族から災害情報を集めて、安全な避難経路や避難所を特定するミッションに挑戦しました。

個人ワークで整理した情報を、班の仲間で対応し整理

個人ワークで整理した情報を、班の仲間で対応し整理していきます。

身を乗り出して最適な避難ルートについて熱心に議論

身を乗り出して最適な避難ルートについて熱心に議論する姿も。

ワークショップの意義

このワークショップは、災害時を模擬体験しながら情報のやりとりをすることで、文字と対面コミュニケーションの違いや、情報を発信したり受信したりする際に気を付けるべきことについて学ぶとともに、「自らの命を守るため(自助)」「誰かの役に立つため(共助)」について考え、災害時に必要な知識や情報について気づきを得る学びの機会となったようです。
参加者からは、「いざというとき、正しい情報に基づいて行動することの大切さ。コミュニケーションの重要性に気付きました」という感想をいただきました。


企画展/イベント名

関東大震災から100年
災害と通信 〜 つなぐのは 命・暮らし・⼼ 〜

開催日時

2023年8⽉5⽇(⼟)〜 9⽉29⽇(金)

開催概要

日本の災害史上最大の被害をだした関東大震災から100年。さまざまなものに通信が溶け込み人々の生活を支えています。集中豪雨・南海トラフ・首都直下地震など、多くの危機を抱える日本で、もしもいま大災害が起こったら…。 通信ブラックアウトの理由!? 最新の通信設備の復旧作戦とは!? 大切な人とつながり続けるための備えや行動などをご紹介。過去の難局を振り返り未来に備える。大人の学び、お子さまの自由研究のテーマにもおすすめです。

告知ページリンク

関連企画・イベント