宇宙共創プログラム「MUGENLABO UNIVERSE」第一弾支援、宇宙物理現象をデジタル上に再現する技術開発を採択
2024年12月24日
KDDI株式会社
KDDIは2024年12月24日、株式会社スペースデータ(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤航陽、以下 スペースデータ)と株式会社ギャラクシーズ(本社:東京都豊島区、代表取締役:内山泰伸、以下 ギャラクシーズ)による、宇宙の物理現象をデジタル空間上に再現する技術の共同開発・事業化(以下 本取り組み)に対して、宇宙共創プログラム「MUGENLABO UNIVERSE」を通じて支援することを決定しました。
KDDIは「MUGENLABO UNIVERSE」を通じて、本取り組みにより構築されるシミュレーション環境の利用者の拡大や物理現象の計算に利用するコンピュータリソースの提供、本取り組みの事業化に対する経済的な支援などを支援します。
なお、KDDIは2024年9月、MUGENLABO UNIVERSEに参画する企業を代表して、東京都の「グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業(以下 TIB CATAPULT)」の参画事業者に採択されました(※1)。「MUGENLABO UNIVERSE」運営に関して、東京都からネットワーク面や資金面などの支援を受けながら、スタートアップの新規商材開発・事業成長に貢献します。
■本取り組みについて
スペースデータは、デジタル技術で宇宙をインターネットのように身近にすることで、誰もが宇宙開発に参加できる未来を目指し、国際宇宙ステーション(ISS)の3Dモデルや実際のISS船内の環境をデジタル上に再現した「バーチャル国際宇宙ステーション(ISS)」などを開発しています。
ギャラクシーズは、極めて現実に近い仮想現実の中で豊かな社会活動を実現するために必要な技術の開発に取り組んでいます。
本取り組みでは、スペースデータが開発する「バーチャル国際宇宙ステーション(ISS)」や「太陽系デジタルツイン」と、ギャラクシーズが保有する物理シミュレーション技術を統合し、宇宙環境や物理現象を高精度に再現します。スペースデータはシミュレーション環境を全世界に提供することで、宇宙産業への参加ハードルを大幅に下げ、さまざまな産業の宇宙事業への参入促進を目指します。
■MUGENLABO UNIVERSEについて
- MUGENLABO UNIVERSEは、スタートアップと大企業などによる宇宙事業の共創や、宇宙技術を活用した地上の課題解決を目指すプログラムです。
- 多様な実証環境や企業間のマッチング機会の提供、宇宙領域の有識者によるナレッジシェアなど、企業が宇宙を活用した事業創出に挑戦しやすい環境を整備します。
- 東京都の協定事業「TIB CATAPULT」を活用し、スタートアップの事業成長と企業価値向上に対する支援をより強化します。
<プログラムの概要>
■採択プロジェクトの受付について
MUGENLABO UNIVERSEでは、スタートアップと事業会社による事業創出を支援するため、随時スタートアップ・事業会社を募集しています。
詳しくは、本プログラムの公式ページをご覧ください。エントリーは以下のフォームからご応募いただけます。
宇宙共創プログラム MUGENLABO UNIVERSE エントリーフォーム
■TIB CATAPULTについて
東京都の強みとなるインダストリーやテクノロジーの領域において、イノベーションを巻き起こすために組成された複数企業からなる「クラスター」と、東京都が協定を締結し、クラスター領域におけるスタートアップとの連携・協働を推進、イノベーション創出を目指します。
採択されたクラスターはそれぞれ、グローバルに成長するスタートアップ創出に向け、3カ年で20件以上の大企業などとスタートアップによる協働実績の創出を目指します。