2013年3月期第1四半期決算説明会 (質疑応答)

日時 2012年7月25日 (水) 17:00~18:13
場所 ガーデンエアタワー20階会議室
登壇者 田中社長、両角副社長、髙橋専務、嶋谷専務、石川専務、東海林事業本部長、長島事業本部長、髙木本部長、明田室長 (司会)

質問者1

  • 1Qの附帯事業営業損失が400億円を越えているが、主な要因は?
    端末修理利益は増えているものの、端末販売利益の減少や、コンテンツ調達費用が先行的に出ている点、JCNの減益などが営業損失の主な要因。加えて、パーソナルで端末評価減が前年同期比で73億円出ていることも要因の一つ。
  • 付加価値ARPUが4Qと比較して減少している要因は? また、スマートフォンの付加価値ARPUはいくらか?
    当初の想定以上にフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が順調であり、フィーチャーフォン側の減収が大きく出ている一方で、auスマートパスの進捗が想定よりも若干弱いことが付加価値ARPU減少の要因。下期はauスマートパスの契約を伸ばすことで改善を図っていく。
    スマートフォンの付加価値ARPUについては、フィーチャーフォンの付加価値ARPU水準に追いついた。今後はスマートフォンの付加価値ARPUがフィーチャーフォンの付加価値ARPUを追い抜いていく。

質問者2

  • 付加価値ARPUの低下要因のうち、ゲーム関連の落ち込みはあるか?
    フィーチャーフォンを中心に影響はある。ただし、これはコンプガチャ問題以前から始まっているもの。GREEで約2割程度の減収と報道されているが、その程度のイメージ。
  • スライドP.28の「(d) その他」の3M先行投資コスト分160億円と残りの132億円について、コストの内容を教えてほしい。
    3M先行投資コストは、半分がオフロードコスト ((1) UQ等に対して支払う通信設備使用料やHOME SPOT CUBE関連費用、(2) FTTHエリア拡大に伴うダークファイバー調達費用、ホームゲートウェイレンタル費用など。)
    残りはスマートパス関連アプリ調達費用や、3Mサービス対応のCS費用の増など。今後の増収につながるものとしては、(2) によって表の (b) がさらに拡大することに加え、スマートパスの増収が見込まれる。
    残りの132億円はau端末販売・修理粗利の減少や、販売関連コスト、人件費などの増加。
    2Q以降はこれに加えて500億円規模の巻取りコストの減少が貢献していく。

質問者3

質問者4

  • 2Q以降の毎月割設定単価の考え方は?
    3~5月は熾烈な戦いがあった中で、1Qの毎月割設定単価はうまくコントロールできた。今後の競争環境の中で単価が上昇したとしても、1Q実績 (\1,700円) 比で誤差の程度に抑えていく。
  • ビデオパス・うたパスの収益モデルについて教えてほしい。また、CATV業界との競合にはならないのか?
    ビデオパスの損益分岐点については回答はご容赦願いたい。契約獲得は順調で、年度末までに社内計画である十数万まで持っていく。auスマートパス同様、映像の調達はミニマムギャランティーを払っており、ある段階からはレベニューシェアが加わる。従って、ある一定の契約数を越えれば利益がでる形となっている。
    うたパスは、着うた・着うたフル同様ミニマムギャランティーがないので、契約数が取れれば取れるほど利益が出る仕組み。
    CATV事業者の映像サービスとは広義の意味で競合するが、CATV事業者のサービスはテレビを中心に見ていただくサービスであり、ビデオパスの持つマルチデバイスの価値を訴求することで棲み分けは可能。また、NTTドコモが同様のサービスを提供・強化しており、他社対抗上も必要なサービスだと考えている。

質問者5

質問者6

質問者7

質問者8

質問者9

  • 1QのFCFの減少要因は?
    FCFの前年同期比▲1,769億円の減少の内訳として、EBITDAの減少で▲425億円、設備投資の増加で▲230億円、法人税の増加で▲906億円。
    設備投資が若干遅れ気味なこともあり、計画に対しては若干上振れている。
  • 1Q決算の社内計画に対する評価は?
    計画どおり。2Q以降プラスに持っていく。
このページを印刷する
文字サイズの変更

KDDI IRの最新情報を配信します。