2013年3月期第1四半期決算説明会 (質疑応答)
質問者1
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- 1Qの附帯事業営業損失が400億円を越えているが、主な要因は?
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端末修理利益は増えているものの、端末販売利益の減少や、コンテンツ調達費用が先行的に出ている点、JCNの減益などが営業損失の主な要因。加えて、パーソナルで端末評価減が前年同期比で73億円出ていることも要因の一つ。
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- 付加価値ARPUが4Qと比較して減少している要因は? また、スマートフォンの付加価値ARPUはいくらか?
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当初の想定以上にフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が順調であり、フィーチャーフォン側の減収が大きく出ている一方で、auスマートパスの進捗が想定よりも若干弱いことが付加価値ARPU減少の要因。下期はauスマートパスの契約を伸ばすことで改善を図っていく。
スマートフォンの付加価値ARPUについては、フィーチャーフォンの付加価値ARPU水準に追いついた。今後はスマートフォンの付加価値ARPUがフィーチャーフォンの付加価値ARPUを追い抜いていく。
質問者2
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- 付加価値ARPUの低下要因のうち、ゲーム関連の落ち込みはあるか?
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フィーチャーフォンを中心に影響はある。ただし、これはコンプガチャ問題以前から始まっているもの。GREEで約2割程度の減収と報道されているが、その程度のイメージ。
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- スライドP.28の「(d) その他」の3M先行投資コスト分160億円と残りの132億円について、コストの内容を教えてほしい。
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3M先行投資コストは、半分がオフロードコスト ((1) UQ等に対して支払う通信設備使用料やHOME SPOT CUBE関連費用、(2) FTTHエリア拡大に伴うダークファイバー調達費用、ホームゲートウェイレンタル費用など。)
残りはスマートパス関連アプリ調達費用や、3Mサービス対応のCS費用の増など。今後の増収につながるものとしては、(2) によって表の (b) がさらに拡大することに加え、スマートパスの増収が見込まれる。
残りの132億円はau端末販売・修理粗利の減少や、販売関連コスト、人件費などの増加。
2Q以降はこれに加えて500億円規模の巻取りコストの減少が貢献していく。
質問者3
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- au通信ARPU対象収入が増収になるタイミングは? また、au通信ARPUが反転するタイミングは?
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au通信ARPUは4Qのどこかで月次ベースで反転する見通し。スマートフォンが売れれば前倒しで達成できる。au通信ARPU対象収入については純増数の影響があるため、ARPUの反転よりも前に月次ベースで反転する予定。
質問者4
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- 2Q以降の毎月割設定単価の考え方は?
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3~5月は熾烈な戦いがあった中で、1Qの毎月割設定単価はうまくコントロールできた。今後の競争環境の中で単価が上昇したとしても、1Q実績 (\1,700円) 比で誤差の程度に抑えていく。
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- ビデオパス・うたパスの収益モデルについて教えてほしい。また、CATV業界との競合にはならないのか?
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ビデオパスの損益分岐点については回答はご容赦願いたい。契約獲得は順調で、年度末までに社内計画である十数万まで持っていく。auスマートパス同様、映像の調達はミニマムギャランティーを払っており、ある段階からはレベニューシェアが加わる。従って、ある一定の契約数を越えれば利益がでる形となっている。
うたパスは、着うた・着うたフル同様ミニマムギャランティーがないので、契約数が取れれば取れるほど利益が出る仕組み。
CATV事業者の映像サービスとは広義の意味で競合するが、CATV事業者のサービスはテレビを中心に見ていただくサービスであり、ビデオパスの持つマルチデバイスの価値を訴求することで棲み分けは可能。また、NTTドコモが同様のサービスを提供・強化しており、他社対抗上も必要なサービスだと考えている。
質問者5
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- 夏商戦に対する見方は? また、秋のLTEローンチに向けて、料金体系・エリア・端末展開のイメージは?
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夏は大きな商戦期ではないので、現在のペースで進むと見ている。
秋にはLTEサービスを開始するが、料金は3Gより安くすることはない。端末については種類を揃えるので楽しみにして欲しい。エリアについては800MHz帯で垂直立ち上げにより年度末でエリアカバー率96%を目指す。2GHz帯エリア整備も前倒しで進めている。
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- LTEサービスの開始時期は?
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回答はご容赦願いたい。
質問者6
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- 販売手数料の水準は昨年と比べてどうか?
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通期見通し24,000円に対し、1Q実績は26,000円。前年同期比較での増加要因は、新規比率の上昇とiPhone導入影響。4~5月の学割キャンペーン終了後、単価は抑制傾向。
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- 2Qの販売手数料はコントロールできているか?
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コントロールできている。
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- キャッシュフローの使途について、優先順位に変更はないか?
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(1) 設備投資、(2) M&A、(3) 株主還元 ((3) 配当、(4) 自社株買い) の順で変更なし。
質問者7
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- 毎月割設定額の1Q実績は1,700円だが、今期は通期見通し1,900円を下振れて着地可能か?
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昨年度もそうだが、例年4Qは商戦期であり設定額が高くなる傾向があるので、まだ何とも言えないが、通期見通しの1,900円については下回る自信がある。
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- 1Qの純増実績は好調だが、獲得ペースをスローダウンして利益を狙う考えはないか?
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営業利益5,000億円の達成とARPU反転を最優先目標としている。足元ではコストを非常にうまくコントロールできているので、5,000億円を達成できる範囲内で獲得コストをコントロールしていく。
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- 営業利益5,000億円達成のためには、2Q以降約2割の増益が必要だが、2Q以降は増益基調となると考えてよいか?
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2Q以降は増益していく見通し。
質問者8
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- FTTHユーザ獲得単価の低減について、前年度1Qや4Qと比較しても獲得単価は下がっているのか?
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社内でユーザ獲得単価の算定方法を変更したため1QのYOY比較はできないが、auショップ比率は3Qの11%から1Qは18%へ上昇しており、今後さらに比率が上昇することで、獲得単価の低減は達成できると考えている。
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- パーソナルセグメントは計画どおりで、他のセグメントは計画を上振れたとのことだったが、そもそもの連結営業利益の計画値はいくらだったのか?
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パーソナルセグメントの規模が大きいので、他のセグメントの上振れ影響は連結ベースではあまり目立たない。従って連結ベースで見てもほぼ計画どおり。
質問者9
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- 1QのFCFの減少要因は?
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FCFの前年同期比▲1,769億円の減少の内訳として、EBITDAの減少で▲425億円、設備投資の増加で▲230億円、法人税の増加で▲906億円。
設備投資が若干遅れ気味なこともあり、計画に対しては若干上振れている。
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- 1Q決算の社内計画に対する評価は?
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計画どおり。2Q以降プラスに持っていく。
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