「KDDI クラウドサーバサービス」の提供開始について
~次世代IT基盤 クラウド・コンピューティング (注1) 環境の提供~

No. 2009-085

2009年3月24日

KDDIは、国内TELEHOUSE内に構成したクラウド・コンピューティング環境にファイアウォール、ロードバランサーから、Web、OSなどの主要アプリケーションを組み込んだ、次世代IT基盤「KDDI クラウドサーバサービス」を、2009年6月5日 (金) より提供開始します。
本サービスは、KDDIが国内データセンターに設けたお客さまの仮想プライベートデータセンターにおいて、お客さまが利用したい機能を選択してバーチャルにシステムを構築でき、複雑なシステムを柔軟かつ迅速に拡張・縮小することが可能となるPaaS (注2) 型ソリューションサービスです。

  • 注1) クラウド・コンピューティング: インターネットにつながるサーバー群が情報サービスを提供することを「クラウド・コンピューティング」という。いわゆるWebサービスやSaaSと同じことをいう場合が多いが、特に情報システムの構成 (利用者PC = こちら側、インターネット = あちら側) に注目した場合に使われる。
  • 注2) PaaS (Platform as a Service) : ネットワーク経由で個々のサービスが提供されるSaaSに対して、ネットワーク経由で一連のサービス群 (プラットフォーム: 複数の機能や開発環境などが含まれる) が提供されることをPaaSと呼ぶ。

企業におけるシステム構築に対する考え方は、「所有から利用」に移行しています。その中でも、アウトソーシングの利用形態は、大型/一括のアウトソーシングから、社内の開発/運用を組み合せた、全体最適化を行うインフラ/アプリケーション毎のアウトソーシングと進んでおり、開発/運用を組み合わせた部分的なアウトソーシングを利用する企業も増加しています。「KDDI クラウドサーバサービス」は、長年の実績を有するKDDIのネットワーク・データセンター・セキュリティソリューションに加え、お客さまのICT環境構築に欠くことのできない、ハードウエアやアプリケーションまでをパッケージ化したIT基盤を月額料金にて提供します。
これにより、お客さまは新たな設備投資を行うことなく、お客さまのビジネス規模に合った効率的なIT環境の構築が可能となります。

また、お客さまの操作性を重視した「専用ポータル」(Webブラウザ) をご利用いただくことにより、簡単な操作でシステム構築に必要なファイアウォール、ロードバランサー、Webサーバー、データベースなどをオンラインで視覚的に構築・運用することができます。必要なときに必要な分だけのIT基盤リソースを必要な期間だけご利用いただくことができます。

KDDIは、変化の激しい環境におけるお客さまのビジネスを、「KDDI Business Port Support Program」にて提供しているSaaS型ソリューションサービスに加え、PaaS型ソリューションサービスを提供することでサポートします。

詳細は別紙をご参照ください。

  • ※ ニュースリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
    商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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