KDDI株式会社
マイクロソフト株式会社
2010年5月11日
KDDIは、マイクロソフト株式会社 (本社: 東京都渋谷区、代表執行役 社長: 樋口 泰行、以下マイクロソフト) が提供するソリューションを採用して、社内の営業支援システムを統合し、営業プロセスの標準化、案件管理および進捗管理を一元化するための新統合案件管理システム「TRICK」を構築しました。営業支援システムに採用したMicrosoft Dynamics® CRMとしては、2010年5月11日 (火) 時点で、国内で最大となる3,000ユーザーでの利用となります。
KDDIでは、固定通信、モバイル通信、海外、ソリューションのそれぞれのサービス分野ごとに営業支援システムが散在し、データの活用や連携を十分に行うことができないという課題がありました。
KDDIのソリューション事業部門では、法人向け営業の業務を改善する取り組みとして、2007年より、「Challenge to the Advanced Process (CAP)」プロジェクト (注1) を推進してきました。その一環として、営業支援システムの統合や業務効率化を目指し、新統合案件管理システム「TRICK」の導入を進めてきました。複数社の製品・サービスを検討した結果、KDDIは、自社設置型とSaaS型のいずれの形式も提供しており、柔軟な設計・運用が可能なDynamics CRMを採用しました。
本システムの導入に際しては、マイクロソフトのエンタープライズサービス部門であるマイクロソフトコンサルティング サービス (MCS) が構築検討の全工程において全面的にプロジェクトへ参画し、KDDIと連携し、機能のカスタマイズなどを含む開発を行いました。
KDDIは、今回のDynamics CRM上での、新統合案件管理システムの構築に加えて、今後、CRM (注2) の本来機能である、お客さまのカスタマーケアの業務においても本システムを活用し、サービスを横断した応対履歴情報を保持して顧客問い合わせ窓口を一元化するなど、KDDIのサービスを利用いただいている法人のお客さまの顧客満足度向上に取組んでいきます。
KDDIは、「TRICK」システムの導入により、業務をスピードアップさせるとともに、充実した営業体制を構築して、FMC (注3) をワンストップで提供するソリューションプロバイダーとして、お客さまへの更なるサービス品質の向上を目指します。
また、マイクロソフトは、引き続きITの側面からKDDIの戦略を支援していきます。