取り組みたい11のこと
進学や就職を目前に控え、大人の入口として背伸びしたい時期だからこそ、利用の心得と責任、法律的解釈などをふまえた情報リテラシー(活用能力)を身につけていくべき時期です。自ら情報発信する、SNSなどを利用してネット上でコミュニケーションをとるなど、大人と接しながら大人同様の使い方をする子が激増します。学校と協力しながら保護者としてできることを最大限努めましょう。
気軽に相談できる親子関係を築く
普段から、ネットやスマホ・ケータイに関する話題や報道を見聞きした時には、子どもと会話をしながら一緒に考える習慣をつけましょう。トラブルや困ったことが起きたとき、すぐに相談できる親子関係を築いておくことが解決の一番の近道です。使い始めの時期は、保護者がスマホ・ケータイを管理し、必要な時に子どもに貸し与えるのがおすすめです。
ネットやスマホ・ケータイの動向に耳や目を傾ける
インターネットやスマホ・ケータイは驚くべきスピードで発展し、次々に登場する新たなサービスによる新たなトラブルも、決して少なくありません。保護者として、そういった情報に注意を払い、時には子どもたちから教わったりしながら、親子でネットやスマホ・ケータイについてのニュースに敏感でいるように心がけましょう。
適切なフィルタリングとウイルス対策をとる
子どもたちの成長に合わせてフィルタリング設定を見直し、ウイルス対策ソフト等を導入して、安全に利用できる力が身に付くまでの環境づくりをしましょう。
子どもの変化を見逃さず、トラブルのサインに対応する
スマホ・ケータイやネットにおけるトラブルの被害を拡大・深刻化させないためには、できるだけ速やかに対応することが重要です。子どもたちの変化を察知したら、まずは冷静に口を挟まずに子どもの話を聞きましょう。状況が深刻な場合は、メールの保存や画面のスクリーンショットなどで証拠を残し、警察や専門機関に相談しましょう。
つながり依存を防ぐ
SNSなどを利用したコミュニケーションにのめり込むあまり、学習や生活に支障をきたしてしまう「つながり依存」が増えてきています。リアルなコミュニケーションの大切さや時間の大切さをきちんと理解させ、自分でコントロールできるような工夫をさせましょう。
子どもからスマホ・ケータイの利用について教えてもらう
アプリやコミュニケーションツールは、次々と新しいものが出てきます。子どもたちの間でいま何が人気なのか、どんな風に使うのかなどは、子どもに聞くのが一番です。教えてもらうことは子どもの成長を促すのにも有効です。